Kamiyo

007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発のKamiyoのレビュー・感想・評価

3.9
1963年 ”007シリーズ第二作「ロシアより愛をこめて」”
 監督テレンス・ヤング 原作イアン.フレミング
ショーン・コネリー追悼
先日ショ-ンコネリ-が亡くなりました、ああ青春の頃に観た”007”は
大好きな映画だっだ 特に初期の”ショ-ンコネリ-”主演の6作品は
すべて映画館に観に行き、僕は”007”言えば”ショ-ンコネリ-”だ

初期の中では最も好きな作品である。まずタイトルが素晴らしい。
劇場初公開時は『007 危機一発』であり、やはり内容からも原題からも『ロシアより愛をこめて』が正解であろう。
いまだにシリーズ中でも№1の呼び声が高い作品だけに、タイトルもお洒落でないといけない。
テーマ曲が最高。マット・モンローの歌うこの曲のメロディの、なんとしっとりとした大人の味わいか。 From Russia with Love.
日本語吹替え版は”ショ-ンコネリ-”今でも若山弦蔵氏の声じゃないと観た気がしない。

ボンドガールであるタチアナを演じたダニエラ・ビアンキ。
もう堪らない美しさに魅了されっぱなしで、彼女を見ているだけでもこの作品鑑賞の価値がある。

ストーリーはソ連との冷戦下、ボンドがイスタンブールのソビエト大使館にある暗号解読機レクターを盗み出すというシンプルなもの。
最後は宿敵スペクターに利用されたソ連側の女スパイをボンド氏のフェロモンパワーで寝返らせる。
最大の武器が男性フェロモン。
実に超人的だ。まさに精鋭MI6の中でも余人を持って代えがたい逸材。
ロバート・ショウ演じるレッド・グラントが、悪役としての魅力一杯だ。筋骨逞しいその肉体。

オリエント急行での屈強な殺し屋との格闘、ヘリコプターによる追跡、ボートでの脱走、一安心かと思いきやドッキリまで仕込んだ展開の面白さもさることながらダニエラ・ビアンキの美貌にマット・モンローの唄う主題歌の貢献も少なくない。
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