このレビューはネタバレを含みます
酒とベガスと絶望ラブ
2011年1月18日 18時24分レビュー。
1995年作品。ゴールデングローブ男優賞。アカデミー主演男優賞、ニコラスケイジ受賞。音楽、脚本、監督マイクフィッギス。
「バットルーテナント」を鑑賞した時、久々ニコラスケイジをマジマジ見つめた。自分の中では、ニコラスケイジがメジャー作品に主演しているのが今だに信じられない。
自分ニコちゃんイメージは、いつまでもコーエン兄弟「赤ちゃん泥棒」ののほほん父ちゃん、「ペギースーの結婚」「月を追いかけて」のニコちゃんだ。
ニコチャンの履歴を見てびっくり!ア、カ、デ、ミー主演俳優賞受賞してた、の?
びっくりたまげて、そういえばということで本作鑑賞に到りました。
イヤー意外に良かったなぁ。
原作者が映画完成後、自殺、うーん。
この演技の気迫をなんで「バットルーテナント」にいかせたならなぁと真面目に思った。
物語は、端くれの脚本家ニコチャン。
会社からほされ死を覚悟する。
その場所は、ラスベガス、酒で死のうと決めてニコチャンは行く。
そこである出会いがあった。
ニコラスケイジの顔色から、震えから、目つきから素晴らしかったです。
そしてニコチャンを救う「天使」、エリザベスシュー
がとっても良かったですね。
とてもエロチックで淫らなんです、エリザベスシュー自体、少し知的な品が漂っているんでいやらしさが下品っぽくならない印象でした。
勿論すんごいエロかったですが、。
ニコラスケイジの酒とベガスと絶望。
私もなんだかんだいって鑑賞後落ちましたねー。
落ちた姿が、ニコチャンの体現するベガスの風景に溶け込んでいきます。
ニコチャンの一番幸せそうに見えた時、寝起きとお酒を飲んでいる姿でした。
なんかある意味ニコチャンは、かなり幸せなのかもしれませんね。
エリザベスシューも受けのラブをよく体現していました。
ニコチャンとシューのプールのラブはとても素敵なシーンでした。
あとやけに音楽いいなぁと思ってたんです、ボサノヴァ系のジャズやソフトバンド系の緩い感じが大変良かったんです。
そうしたらスコセッシ提供、ブルースムービープロジェクトの中でマイクフィッギス監督してました。
音楽センスは光ってましたね。
ニコラスケイジが魅せる絶望的なベガスの風景、酒とベガスと絶望なラブ。
ニコラスケイジの本気が見れます!魅せます。
ニコラスケイジ、見直しました、魅せられました。
マイクフィッギスが魅せる、酒とベガスと絶望ラブ
ニコラスケイジとシューのどん底の「ラブ」の末路、落ちたい時にぜひ
追伸
本作鑑賞後、夢でニコチャンの髪型になった悪夢を見てしまいました(苦笑)
ある意味おとこの映画かもしれませんね、、。