ジニョク

イップ・マン 序章のジニョクのレビュー・感想・評価

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
5.0
突然ですが、イップ・マン始めます☆

私の中で進行しているいろんな制覇、レンタルはいったんSTOP✋
イップ・マンシリーズ一気見です。
よろしくお願いいたします🙇‍♀️

果たして私にカンフー映画が解るのか?!
恐ろしく敷居が高い世界でした。

イップ・マンはブルース・リーのただひとりの師匠!
それしか知らず、でもブルース・リーを観たことがない。
ブルース・リーと聞くとなぜか江頭なんとかっての顔がぼわんと浮かぶ低レベル。

フォロワーさんのレビューで「詠春拳(エイシュンケン)」を”エイハルキョ”とずっと読んでいたし、ドニー・イェンさんの姿カタチさえ見たことない。

でもそんなことは無用な心配でした。
これ、めちゃくちゃ惹き込まれ、めちゃくそ面白かった!


イップ・マン(葉問)
一代で武術を確立!
もともと裕福な家の出でお金に困ることがなかった彼の詠春拳は”おぼっちゃま拳”と呼ばれるほどに苦労を知らない人だったそう。
仕事する必要もなく優雅に暮していた彼も日中戦争が勃発すると共に貧困生活に追い込まれてしまうの。
そんな時、ある事件をきっかけに日本軍将校と生死をかけた対決をすることに!


いや、なんか震えました。
最初のビビビスイッチはイップ師匠(今後そう呼ばせていただきます)に警官が銃を突きつけるところ。

静かにその銃を掴み弾倉?を指で押し出し外しちゃうシーン。
んで、これまた品良く静かに微笑む。
私、ここで一気に虜になりました。

そっからはもう一挙手一投足イップ師匠に釘付けです!

イップ師匠にお手合わせ願う方々がいろいろと現れるんですが、みなさん動きが大きく派手なのに対し、イップ師匠のなんと優雅なこと。

そんなイップ師匠の拳が怒りに震え傷だらけになる。
それが日本軍道場でのシーン。
仲間の死を目の当たりにして悲しみと怒りが最高潮に。
この場面、ドニー・イェンさんは細心の注意をはらったそう。
観客が観た時にイップ・マンではなく、自分が過去に演じた役がダブるんじゃないかって💦
すごいですよね、実在したイップ・マン、それから詠春派の方々に敬意を表しとてもよく考えてる。

驚いたのが日本軍将校”三浦”を演じたのが池内博之。
彼、アクションを演じたことがなく、この作品が初アクションだったんですって!
それにしては立派だったと思います!
空手とカンフーの違いはよく分からないけれど、彼とっても強そうでした。
当たり前かもしれないけど皆さん本当にプロですよね。

そして奥さん役のリン・ホンさんは今作が女優デビュー。
本業はスーパーモデルだそうですが古風で美しい顔立ちが本物の奥さまソックリだったとか。
イップ師匠が奥さまの尻に敷かれる姿も楽しかった〜♪

激動の時代、個性的な登場人物、圧巻のラスト!
至福の初イップ・マンでした!


本編観たあとは約80分の特典映像をしっかりと堪能し、これで私もイップ師匠のこと、少しは知ることが出来ました!

なんでイップ・マン?
そんな野暮なことは聞かないで下さいませね😊
ジニョク

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