観たかった映画。
何を書いても、ネタバレになってしまいそうなので、
アンダーグラウンド、としか言いようがないです。
大戦と指導者ティトーを失ったのちの、紛争。
日本人には国のなかに複数の宗教があって、さまざまな民俗があるなんて、
頭ではわかっていても、決して、どういうことなのかは分からない。
だから、ユーゴスラヴィアの紛争を私が完全に理解することはできない。
それでも、映画はその断片を見せてくれる。
史実通りのドキュメンタリーではなく、ユーゴスラヴィア人を自称する
クストリッツア監督の独特の明るさのようなものと、ユーモアとが混ざりあったことによって。
クストリッツア監督の手腕には眼を見張るものがあります。
ここに1つの国があった。
※通常版