らんらん

四十八歳の抵抗のらんらんのレビュー・感想・評価

四十八歳の抵抗(1956年製作の映画)
3.0
若尾文子&川口浩のキスシーンから始まるインパクトのある映画
クレジット順は若尾文子が一番最初だけど主役はその父親役の山村聰

久しぶりにうーん、え?、結局何だったの?となった映画

大きく分けて山村聰の浮気、若尾文子の結婚問題から成るんだけど、どっちもスッキリしない
山村聰の方は自分がその年代になったら少しはわかるのかなぁ?
若尾ちゃんのは、、、うーん、それならそれで苦労しても押し通すっていうなら今は帰ってきちゃダメなんじゃないかな

一応細かく書いてくと
山村聰は会社でそこそこの地位にいて裕福ってわけでもないけどそんなに困ってもいない
ただ家に帰れば奥さん杉村春子が何かとうるさいし、なんか癒しが欲しくなって、会社の部下船越英二の誘いにつられてもう一花咲かそうと燃えちゃう
で、若い娘雪村いづみを落とそうと熱海旅行に誘うんだけど、、、

若尾文子は4つも年下の学生川口浩とデキてるらしく、山村聰は反対するも断固として結婚の意思を曲げない
まだ二十歳にもなっていない学生が相手、経済力なんかあるわけもないので山村聰は大反対
話は平行線のまま2人は駆け落ち同然に家出してしまう、さらには子供を身籠っていることも判明していく、、、

うーーん、今時の若いもんはわからんみたいな言葉では納得できないなー
雪村いづみは純粋ないい子とかで誤魔化されないでしょ、散々思わせぶりして旅行まで行ってあれはないわー
若尾文子&川口浩もダメすぎ、生意気なこと言ってるけど筋が通ってないもん
おまけに川口浩の姉小野道子の無責任さにも呆れる、親がいなくて姉弟の2人ならもっと親身になろうよ

そして船越英二が一番なんだったの?何かあると思わせておいて、たいしたオチないじゃんかよー
そこまでつまらないってわけじゃないけど、ラストどうなるのか期待していただけにちょっとがっかり

ただ!目的の若尾文子はやっぱり可愛い
川口浩との濃厚キスシーン、投げキッス、ブラジャー姿、どれも良いんですが見所はほとんど冒頭だけw 出番があまり多くないし、共感できるキャラクターでもないのが残念
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