このレビューはネタバレを含みます
今まで100本近くのホラー映画を見てきたが、どんなホラー映画よりも怖かった。
どうせ最後には無理矢理にでもハッピーエンドなんだろうとおもったが、そうではなかったところに妙なリアリティを覚えた。
どうか現実の裁判はこうではありませんようにと願ったが、現役弁護士であろう方が本作品を、「現実かと疑うほどのリアリティ」とレビューしていたのを見て絶望を感じた。
人を裁くのも所詮人、完璧ではない。真実であるか否か、目に見えるものだけでそれを判断しないといけない。目に見えないところに真実があったとしても、それでは真実だと証明できない。どうか、神が裁判員であってくれと願ってしまった。もはや宗教の世界。
現実はこうなんだと思い知らされ、良い意味で心をずたずたにされた作品でした。
女弁護士の演技だけがちょっと胡散臭くドラマっぽかったので☆-0.4。