あらすじ
第二次大戦中のナチス占領下にあるチェコの小さな街が舞台。ヨゼフとマリエは子宝に恵まれず、戦争で職まで失ったヨゼフはすっかり無気力になっていた。そんな時、二人の家にポーランドの収容所を脱走してきたユダヤ人青年ダヴィドが逃げ込んできた。2人はナチスの影に怯えながらも彼を匿う事にする。
ナチス占領下で命の危険があると知りながらユダヤ人を匿う事は簡単に出来ることじゃない。
凄惨な世の中だからこそ自分達の命を守る為の助け合いの精神は本当に素晴らしいと思う。ラストの新たな命の誕生はナチス崩壊後、弾圧で傷付いたチェコの人達に希望を与えるような演出で清々しい余韻を残す。地味ながらも良い映画。