むぎたそ

ゆきゆきて、神軍のむぎたそのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
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見る度に発見がある映画だ。
(学生の時に初めて見てから、今回5回目くらいかなあ)
毎回奥崎の異様な迫力に圧倒されつつ、今回は演出や構成の巧みさに目がいった。
エンターテインメントな作りだ。
面白い人を撮ろうとした「結果」、反戦映画のような体になったのではないか。
多くの人が違和感を持つであろう「暴力は必要」シーンが入る意味に納得した。

上映後のトーク、すごく面白かった。監督の撮影裏話、渡辺えりさんの問いもよかった。

統合失調症説はよくわからないけど、奥崎には奥崎なりの一貫性がある。筋が通っていると思った。見ると変なパワーをもらえる感じ。自分もがんばるぞぉーっぐわっってな感じ。

ニコニコしていて人当たりがいい原さんは常識的な気さくなおじさんみたいだけど、奥崎と向き合える力があるしどんな場面でもカメラを回し続けられるのはやっぱり異常だと思いました。(ほめてます。)
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