むぎたそ

ネクスト・ゴール・ウィンズのむぎたそのレビュー・感想・評価

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タイカ・ワイティティ節コメディ、小気味よく進む。あーでもサッカー部分はさ、いかにへなちょこだとしてもやりすぎだし、、(実話を基にしてても)フィクションだから誇張(演出)はしょうがない部分もあるけど、スポーツやってた身(サッカーにちょっと似たスポーツ)からみると、けっこうめちゃくちゃな運びすぎない?4週間でそんなレベルアップするー?実話の選手がどのレベルだったかは知らんけど。あーもしかしてのれないかな、これ。と思ってたら、でもやっぱりコメディのこの文体はいいわー。いっくら島の人口少ないからって島中で出くわすベタなギャグとかロンゲン監督と島の人たちがだんだん仲良くなったりする人情の感じとか全然笑わないのにロンゲン監督がいかにもアメリカンらしさ出してきたりとか、、やっぱリズムがうまいよね!ってきて、最後。やっぱりそんな気がしたけど、そうだったのね。。ちょっと泣いた。自分に重ねたりもした。(まあトンガ相手でありオーストラリアではないからあれでいいんだよな。)
負けは負けでも負け方は決められるし、負けの中でも勝ちはあるんだよね。
やっぱり、この監督のまなざし好きだわ。優しいんだ。

(文化の衝突、相互理解、共に成長っていう王道の題材と筋だけど、やっぱり文体が個性だわ〜。)いい映画でした。監督含め、めっちゃニュージーランド感じた。出てる役者もニュージーランドの人多い。(協会の人の奥さんはミリーなんちゃらっていうオークランドの映画館と飛行機で2回みた映画にお母さん役で出てたなあ。)ポリネシアの国々はハカみたいの(戦闘の前の踊りね)それぞれ持ってるんだろうな。ハカ(じゃなくてシバタウというそう、サモアでは)すらヘタクソでバラバラなのくそワロタ。サモア行ったことないけど、まじで、あのへんいったらけっこう癒されると思う。あんなさ、ユートピアではないだろうけど、現に私も東京で持っていた闘争心みたいなもの限りなくなくしたもん、ニュージーで、、流れる時間が違うから……(そして今も覇気がない、一向に戻ってこない)しかしね、(他人という軸が入りがちな)勝ち負け(という概念)より、自分らしさとか幸せを追求するほうが大事なんですよね。この自分の変化はいいことだととらえたいな。応援されちゃったよ!映画に。
サモア、ちょっと行ってみたいな、まじでなんにもなさそうだけど。アメリカ領と独立国とで、二つに分かれてるのも知らなかったし。第三の性って昔からあった文化なのかー。知らんこといっぱいだけどしばらく滞在してた地域に通じるトピックもあり面白い!
料理がココナッツ尽くしなのは、語学学校のクラスメイト(タヒチ出身)が話してたの思い出した。ツナとココナッツ🥥🍣♪

中洲大洋、いい劇場でした。近くにあったら、常連になったであろう。しかし、東京や大阪でないから、あの時代のあの規模のあの建物が、この時まで残ったのかもしれないな、とも思ったりもいたしました。行けてよかった。

※そういや豆粒大だけど、生ワイティティみたことあるよ。ニュージーランドのスタジアム(ラグビーの試合、、女子ワールドカップだったかな?)にゲストで来てて。パートナー(歌手)が歌うからってのもあったみたいよ。
もうティの数まちがえないよ!ワイティティティっていわないよ!
マーベル、シャンチーとエターナルズ以外ほとんど見たことないが、ワイティティ好きだからマイティソーみようかな……
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