もげら

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦のもげらのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

秘密組織のエージェントとともに悪の秘密結社を倒し世界を救うお話。エージェントがハードボイルドな男と、セクシーな女という二人組で、それが元夫婦という大人好みな設定。

90年代SF?の雰囲気というのか、エヴァっぽいような、ラピュタっぽいような、コマンドーっぽいような、押井守っぽいような、当時のイケていたものを詰め込んだパロディ映画のよう。ブルース・ブラザーズのパロディもあるらしい。

スケベな天才ジジイ、その助手のオカマ、ダジャレ好きの殺し屋、低身長コンプレックスの悪党、筋骨隆々の女など、主要キャラのクセが強いが、その凸凹感がしんちゃん映画の王道な感じ。
随所のギャグも、やっぱり最近のしんちゃん映画よりも原作のしんちゃんらしいというか、大人向けな感じ。

カスカベ防衛隊の活躍は微々たるもので、エージェントの二人が主役級の活躍をするので、シュワちゃん映画に野原一家がお邪魔した、みたいな温度感の映画だ。
でもちゃんとラストはしんのすけとぶりぶりざえもんのおバカパワーによって世界が救われる、しんちゃん映画になくてはならない結末となるのだった。ケツ末。なんちゃって。
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