このレビューはネタバレを含みます
実はずっと前から気になっていたので鑑賞。
かなり噛み砕くと、ある男がある場所に辿り着くまでの話と、選ばれたものたちと自身を磨きある場所を目指す話。
前半は男の話、後半は錬金のために賢者になろうとする話。そうなんだけど、大体のシーンで現実ではなかなか見ないものを見せられて理解を破壊しようとしてくる。
難解と言われるかもしれないが、この場で起きていることはしっかりと流れで理解できるし、説明はつくと思う。きっと考察大好き野郎たちが問題に掲げているのは、その起きた事象に対してのメッセージ性とかになってくるんだと思う。
勝手にイメージの連続する作品で、全体を包むストーリーとかはないのかなーとか思ってた。けど違った。
でも今作品、映像だけでかなりお腹いっぱいなので、そんなに考察とかは読まなくてもいいかなぁという感じ。
まぁ要するに欲とか肉体とかを捨てれば賢者になれるの?不死になれるの?って話かも。
非常にカルト映画かと思うんだけど、気狂いや自殺者は出ないような安心設計。
評価に迷う映画だ。私は受けた刺激の総量がよく評価に現れるが、今作については刺激の量よりも刺激ひとつひとつの数が多すぎたから、全体としてパッとしなくて評価に迷った。でも、この作品を低評価するのはおかしいだろうか、と判断し、この評価。
今めっちゃ気持ち悪いです。何かでリセットします。
覚えていること、好きだったことを以下に。
島のバーでLSD進めてきた若造。
ラブ・マシーン
全身をペインティングされた人たちに手をかける男と女。
独特の制服に包まれた大量の妻
二千個の睾丸
×不死 ×現実 ○映画