最高。大好き、何度も観ちゃう。
一番初めに観たとき面白すぎてひっくり返ったけれど、何度観てもやっぱり死ぬほど面白いし、頭おかしい感じがたまらん。サイケの王道、世紀の大傑作。
「私は預言者なのかもしれない。いつの日か、孔子やマホメッド、釈迦やキリストが私の元を訪れることを想像することがある」ホドロフスキーはこの作品の制作中にこう語っていたというけれど、もうここからして色々おかしいから。
成功を極めたものが不死を求めスピリチュアルにハマっていく様は皮肉たっぷりなんだけど、最後のドッキリでしたみたいなメタ全開の終わり方が最高。みんな素で笑ってますもん完全に。ホドロフスキーの、あの心から楽しんでますみたいないたずらな笑い顔が大好き。
ストーリーが分からないとか言ってはいけないのです、観たままの糞映画であることは間違いないけれど、これはもう孔子もマホメッドも釈迦もキリストも全部が降臨なされた神様の所業なのです。偉大なるホドロフスキー様の長寿を祈らんばかりです。