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恋する惑星のvizilakeのレビュー・感想・評価

恋する惑星(1994年製作の映画)
5.0
今後、この映画を超えるラブストーリーに出会えるのだろうか?という不安すら覚える映画です。。
【映画】は非現実的である必要がある。。
と個人的には思う。。
感動的なお話などわざわざ作らなくてもこの世の中にたくさんあるわけで、、
どうせ作り物の【映画】なんだからあり得ない内容の方が断然面白い。。
しかし、ラブストーリーとなるとそうはいかなくなる。。
恋愛なんて人間らしい行為を題材にするからには多少のリアリティもあってくれないと観ててアホらしくなる。。
故にラブストーリーは難しい。。
『恋する惑星』の舞台は実にリアルな日常。。
非現実的なのは登場人物の解釈。。
ある種のファンタジーとも言えるその物事の受けとめ方はリアルな日常を【映画】的に変化させます。。
全てがスタイリッシュでシュールなユーモアに富んでいる。。
そして、台詞の一つ一つが素晴らしすぎる。。
この点が何よりも魅力的な映画なのです。。
冒頭の台詞がもう完璧なのです。。
【その時彼女との距離は0.1㎜、57時間後僕は彼女に恋をした】
この一言で僕の映画に対する可能性は広げられた。。
と言っても過言ではない。。
。。
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