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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望のSEIBOのレビュー・感想・評価

5.0
記憶に刻まれた映画(娯楽編)・11
『スター・ウォーズ』1977年
ジョージ・ルーカス監督

1977年のアメリカ公開から約1年遅れて日本では1978年7月1日に公開された。海の向こうでは凄い映画が公開されていると噂だけは流れて来て、先駆けて小説版や雑誌でネタバレあらすじは公開され、SWコミックが基地のある町では売られていて買って読んだりしている友人もいた。
そして、本日2023年7月1日で、映画『スター・ウォーズ・エピソードⅣ〜新たなる希望』が日本で公開されてから、45周年だそうで、最初は「エピソードⅣ新たなる希望」とかの副題はついてなかった。
真相は分からないがルーカス監督は初日公開の時は町から逃げて遠くにいたそうで、デパルマ監督が大ヒットしてるとルーカスに伝えて呼び戻したらしいw。という噂エピソードがある、しかし実際はフリードキン監督『恐怖の報酬』の公開が間に合わない劇場で前倒し公開されていて劇場に人集りができていたのを近くで夕食を奥さんとしていたルーカス監督が目撃して驚いたとか?(SWの音響の最終マスタリングしていた仕事帰りに)これも真相はどうなのかな?と、いろいろとエピソードは尽きない。
また大ヒットしたその後に、インタビューでエピソードが9つあるとでっち上げたのはハッタリが効いて社会現象になった。ルーカス監督はスターウォーズは9つある話しの4話目として、1番面白いエピソードから始めたと言い、壮大なるサーガを匂わせた。(これもどこまでが真相なのか?w)

まぁこれらの話はご愛嬌で、すべてはここから始まったのは確か!!!

でも日本では『宇宙戦艦ヤマト』の映画版も公開されていて、第一次アニメブームだったこともあり、大SFブームが到来していた。思うに『スターウォーズ』より『宇宙戦艦ヤマト』のテレビ版の方が全然早かったのでドロイドや波動砲、宇宙戦艦と宇宙戦闘機などパクられてる感じだったなぁ〜と記憶している。なににも増して勝戦国と敗戦国の映画のコントラストが出ていて、とても象徴的だった。
『宇宙戦艦ヤマト』は悲壮感と使命感で重々しく、それに比べて『スター・ウォーズ』は簡単に一つの星を破壊したりや、なんて軽くてチャラいんダァ〜と当時の私は感じてしまったw。のだが、、、

当時としては確かに事件とも言うべき画期的な特撮や編集の妙技、ウィリアムズの音楽と美術デザインの数々、黒澤映画をはじめ50以上の映画のオマージュにより宇宙を舞台に変えて再構成され制作された、正にジョージ・ルーカス監督の映像作家たる映像表現として世界中の人々を驚かす革命的なインディーズ映画🎞だった!(映画技術としても革新の連続だった)

個人的には2作目の『帝国の逆襲』の方が大好き❤で、より深い世界観や恋愛関係が見えてきて引き込まれる。ライトセーバー戦も光の演出がスタイリッシュでカッコ良くなって胸熱な戦いになるのが堪らない!

『スター・ウォーズ』はエピソードⅣとⅤが大傑作で他のエピソードは部分的には好きで良い所はありつつも全体的には佳作ではないかなぁ〜とちょっと思っているが、ツッコミ所が多くて面白いので、正史(カノン)は全て初日ロードショーで観ているw。奇跡的にスピンオフの『ローグワン』は傑作だった!
それと最近のドラマの『マンダロリアン』は凄く面白いし、エピソードⅦ〜Ⅸ正史の展開に少し残念に思っていた気持ちをまたスターウォーズの世界に引き戻してくれた傑作になるシリーズではないだろうか!
兎にも角にも新しいスターウォーズの見方や楽しみ方を新たに示してくれた優れたドラマだと思う。『マンダロリアン』のマンドーとグローグーの旅の完結編クライマックスは映画版で観られるようなので楽しみにしている!
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