『コーラスライン』でダンサーたちが作中で話していた映画がこれ。
昔から気にはなっていたが、見る機会がなかった。
Amazonプライムで無料だったので、やっと見てみました。
タイトルから察するにホラーか悲劇なんだろうなと予想しつつ鑑賞。
後者でした。
女性がかわいそうになるストーリーはもちろん現代にもあるけど、昔の映画って容赦なく気の毒だから結構しんどい。
タイトルになっている劇中劇の『赤い靴』はおよそ15分。
劇中劇にしては長いけど、バレエをしっかり見せたいんだろうなと思っていました。
が、最後のオチでそれだけではないことがわかった。
悲劇的な演出の効果を強めるために、この15分が必要だったのだ。
バレエを見せるためだけでなく、ちゃんと映画としての理由があることに感動。
他にもバレエに映画的演出を入れてくるところとか、映画とバレエの良さと面白さをうまいことミックスしていて心に残る。
伏線としての演出もうまくて「あっ、だからあそこであれを見せたのね」とか、いちいち感心するなど。
まあ、そんなことを気にしなくても、ただひたすらにバレエの美しさに見とれるだけで楽しめます。
動いてるレオニード・マシーン初めて見ました。