Kaako

王様と私のKaakoのレビュー・感想・評価

王様と私(1956年製作の映画)
3.9
謙さんの舞台観てきました(*´∀`)♪

舞台を観に行く前 の予習としてこの映画を観て、今作のユル・ブリンナーを超えるのは大変だと思ったけれど、全く引けを取らないというか私の主観では超えたんじゃない?と思える素晴らしい演技でした。
流石はトニー賞主演男優賞にノミネートされただけのことはありますね。

そしてクララホム首相役が大沢たかおだったんですよ〜(≧︎∇︎≦︎)ъ

アンナ役のケリー・オハラは言うに及ばず。
もう大満足の舞台でした!

映画の方ですが…
舞台は1860年初頭のシャム王国(現在のタイ)
家庭教師として雇われた未亡人アンナ(デボラ・カー)はひとり息子を連れてこの地にやって来た。
シャム王国の国王(ユル・ブリンナー)は何十人もの妻がいて子供が100人以上!
日本で言えば大奥です。

イギリス人のアンナには到底理解出来ない事ばかり…王様の威圧的な態度にも我慢ならず反発ばかりするのですが、内面を少しずつ理解するうちにお互いに惹かれ合うようになっていきます。
そのままラブストーリー展開になるのかと勝手に思っていたのでラストは意外でした。

一番の見どころであるアンナと王様がシャルウィダンスを歌いながらダンスを踊るシーン、周防監督の映画を先に観ていたのでそちらの印象が強かったけど、こちらが元ネタなんですね。

ユル・ブリンナーは今作でブレイクしたのだとか…傲慢な中にも可愛げがあって王としてのカリスマ性に溢れたシャム王を見事に演じています。
それにしてもこの方の髪の毛がある姿を見たことが無い(笑)


驚いたのはタイ版「アンクル・トムの小屋」これは衝撃的でした(笑)
舞台でも忠実に再現されてましたよ。
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