みゆきち

孤高のメスのみゆきちのレビュー・感想・評価

孤高のメス(2010年製作の映画)
3.6
事前情報全く無いまま初鑑賞。

看護師をしていた母親が病院をたらい回しにされ亡くなる。母親の荷物の整理をしていた弘平は、母親の日記を見つけ田舎の病院で働き続けた母親の真実を知る…。
とある田舎の市民病院。そこでは簡単な手術もまともに行うことができず大学病院に患者を搬送するばかり。生かせる命も見殺しにしていることに絶望と苦痛を感じながらも生活の為に仕事をしていた浪子(母親)だが、一人の優秀な医者が赴任して来たことから状況が変わっていくことになる…


優秀な医者一人が地域医療を変えることはできるのかっていうと、やっぱり一人じゃなかなか無理なんかなぁ。でもそこで働く人たちの意識は変えることができた。そしてそれは受け継がれていくんだなぁ。
思ったより内容が濃かった。
タイトル的にももっと軽い感じかと思ってた。
堤真一が本物の医者に見えたし、存在感がすごい。この人の演技がなかったら成り立たない作品だった
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