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キングコング対ゴジラのsssのレビュー・感想・評価

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)
3.6

キングコングの萌え映画

言ってしまえば、キングコングはただの大きな猿だ。
対ゴジラとか、勝てるはずないだろう。
そう思ってる観客の視点からキングコングを描いてくれてる。

ゴジラの口から放射能が出るのをみたキングコングは、目をパチクリさせて驚き、チンパンジーのように頭のてっぺんを掻きながら逃げていく。
か、かわいい…

ゴジラはゆっくり、のしのし歩くけど、キングコングは大猿だから小走りくらいできる。
千葉から東京へは小走りで移動するキングコング。
かわいい…

とにかくそういう可愛いシーンが盛り沢山。
惚れた人間の女が手の中で気を失っちゃって、キングコング困ってポリポリしたり

ゴジラから逃げるため岩の陰に隠れたり

ゴジラの左右に振れる尻尾を目で追ってる仕草だったり

ゴジラと戦闘中に壮大に転んで岩に頭ぶつけて失神しちゃったり笑

とにかくキングコングがかわいい!

ゴジラも負けてない。
キングコングに木を口の中に押し込まれて、オエってなった勢いで口から放射能だしちゃう所なんかは可愛い。笑

人間も負けてなくて、高橋忠男のキャラはずーっと冗談いってる。
「ちくしょう。このままだとキングコングがローストチキンになっちまう」


東宝はアメリカ生まれのキングコングというキャラを愛を持って描いてる。
設定はオリジナル通りだし、
人間の女に恋するくだりや
その女を持って国会議事堂の上に登る所なんかはエンパイヤステートビルに登るオリジナルへのオマージュだ。
エンパイヤより低いけど笑

とにかくそういう可愛い映画だった!

ちなみに巨大タコは、「キングコング 髑髏島の巨神」に出るタコの元ネタです!🐙
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