バナバナ

生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言のバナバナのレビュー・感想・評価

4.0
何の知識も無く鑑賞。

冒頭は、中学生が学校から車を奪い、教師を拉致する場面から始まるので、80年代の不良の話かと思ったのだが、
そこから原子力発電所を仕事場に渡り歩く原発ジプシー達と、原発と結び付いている黒社会との対決の話になっていく。

昨年の福島原発の事故後、現地の後始末をしてくれている下請け会社の社員の被ばく数値をごまかしていたりと、色々腹黒い事やってたことが次々と発覚しているので、
昔は本当に地元のヤクザと結びついて、働く人を集めてたんじゃないのかと、今見た方がリアルに感じる。
しかし当時は「この監督、どうせアカやろ」としか思われなかったかもしれませんね。

ごちゃごちゃしているので、話を追うのに疲れる部分もあるが(特に若い人が見たら、分かりにくそう)、
『愛のむきだし』級のパワーのある作品である事は、なんとなく分かりました。
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