お調子者で口達者のグイド。愛おしいほど可愛くて、優しい雰囲気と暖かい瞳が印象的。息継ぎしてる？って心配になるほど、圧倒されるセリフ量なのですが、こんなにも愛おしくなるキャラは初めてです。
前半は思わず笑ってしまうシーンが散りばめられているけれど、徐々に忍び寄るナチスの影。
ユダヤ人迫害の出来事は心の底から軽蔑したくなるほど嫌だし悲しすぎる歴史だと思っているので、なかなかこの名作を観るまで時間がかかってしまいました…
勇気を出して鑑賞しましたが、やはりこの悲惨な過去に関する作品は観ていて辛いです。
この作品全体がグイドの明るさと優しさに包まれているので、残虐な世界が和らいでいる気がしますが、ストーリーが進むにつれて心が苦しくなりました。
暗い内容になりそうなテーマですが、好きなシーンは沢山。
ドーラとのありえない方法の出会い方、いつもお姫様と呼ぶこと、マリア様へのお願いも、机の下のキスも、大好きです。(思い出すと泣ける…)
訳さずに、Life is beautiful という題名のままなのも良い。
劇中何度も何度も流れるメインテーマ。ラストは鳥肌と涙が止まらないし、やるせやさも残る。最後の最後まで息子の笑顔を守り続けたグイド。
くぅ～～涙が止まらないのでレビュー終了とします…。きつい…
