空襲や疎開をする前の東京の市井の様子が生き生きと描かれていて、すごい力を持ったアニメーションを見てしまったと思った。
子供のころころしたうごきや泣くシーンが今のアニメと表現が別格。
戦争としての被害のむごさはあまり描かれていない分めちゃくちゃ残酷ではないのでジブリのようにみんなで見られる作品だと思う。
戦争の怖さよりも主人公のカヨコの習い事の件が自分と重なる部分があって心がヒリヒリした。
今のアニメに見られる絵の美しさとかわり、
お父さんの男らしさ、おばあちゃんの厳しさ、お母さんのやさしさ、他兄弟や友達のあたたかさなど人を感じられるアニメだったと思う。
このアニメでレイアウトをとっていた片渕須直さんは「この世界の片隅に」で監督もされていますね。
たしかにレイアウトがひとつひとつ美しかった作品でした。