カーペンター。
『パラダイム』がわけわかんないのに楽しめたのに、この『ゼイリブ』はわかったけどそこまで楽しめなかった、という。
なげえ。殴り合いだけじゃなく、全体的に長く感じてしまいました。
あとこれまでのカーペンターで薄っすら感じられていた構造的な貧富の差とか反体制マインドなどが、前面に押し出されてるのが好みではなく。
これまでのは、そういうところまで考えても楽しいけど別に考えなくても楽しいつくりになってたのに、今回は、さあどうですか、とモロに投げかけられてる気がして。
拾ったグラサンかけると街の広告そこら中がobey化。資本主義にのっとり 心をほっぽり。
雰囲気とか秘密基地のゴチャっと感とかマジなんだかフザけてんのかわかんな感とかはカーペンターっぽくて好き。特に前半のワクワク感はこれまで同様味わえたのでそこは良かったです。
メチャクチャくだらないラストのサービスも好き。なんじゃこりゃ。あとあの腕時計欲しい。
カーペンター先生の人気作ということもあって期待が大きすぎたのかもしれません。それなりに楽しめましたがイマイチ来ず。
メグフォスターもキレイはキレイだけどそこまで来ず。『ゴーストハンターズ』のキムキャトラルを忘れられないのが原因です。