金カムで土方歳三が「いくつになっても男子は刀を振り回すのが好きだろう?」って言ってた。
幾つになっても男子はチャンバラとドンパチが好きやねん。
硬派な西部劇。
陽炎が揺らめく荒野にはマッチョイズムな男の世界が広がる。
ハゲタカの如く、屍肉貪るスカベンジャーに成り下がるくらいなら、死と隣合わせの誇り高きアウトローでいたい。
開拓時代の前時代的な価値観に、何処か憧れるものがある。
映画としては、派手な見せ場が冒頭と終盤に絞られているので、中盤やや退屈気味になるが、殺伐とした世界で気前のいい男たちのやり取りや荒野の世界観を感じると、やっぱり観て良かったなと思う。
「Let’s go」の一言だけで仲間に死ぬ覚悟決めさせるのカッコ良すぎるし、「Why not」の一言だけで死地について行くのもカッコ良すぎる。
今度死ぬほど飲まされそうな飲み会に誘われたら「Why not」って言ってみよ。