架空のアジアの街で、子供達の間に流れる不穏な噂。夜な夜な行われる秘密のかくれんぼに、行方不明の妹を探すべく参加する主人公。
国内外で評価の高い本作。千と千尋もだけど、海外の人がこれ好きなのはなんか分かる。神社の朱と沖縄文化とどこかしらのアジアの国が混ざったみたいな、いわゆるエキゾチックな映像美が圧巻。ついでに街の設計が果てしなく立体的で優秀なゆえか、3Dでもないのに不思議と没入感も半端ない。
日本のCG作品て、特にこの作品出たくらいの頃のって、やっぱアメリカとかとの技術差ですごく違和感あるテクスチャーになりがちで個人的に苦手なんだが、この作品に限ってはむしろ多少のカクカク違和感すら、独特の鬼の描き方や動きの不気味さに要素として活かしてしまっていて、世界観を広げるのに使えているのがすごい。
話は和風SFホラー。こういうのは参加する時点で詰んでいる。。所々、このキャラもっと活かせたのにーとか、あれいつのまにどうなったってとこがあるのが気になるけど、短編だからね。その分テンポはいい。
