さとし

プラダを着た悪魔のさとしのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.5
土曜日に移行する前の最後の3連発。

日本にセンセーショナルな風を吹かせた本作ももう12年前。
この映画によってファッションに対する考え方が変わった人も多いはずです。
あなたはアン ハサウエイ派?それともメリル ストリープ派?

ニューヨークでランウエイというファッション雑誌の面接にやって来たアンドレアは、ミランダ プリースリートいう鬼上司と出会いそれまでの常識が一変します。果たして彼女は変わることができるのでしょうか?

主演はメリル ストリープ。個人的には彼女の最も好きな役です。モダン的な役が少ない女優さんですね。アン ハサウエイは日本ではすっかりお馴染みとなりましたが、本作の彼女は一箇所を除いて好きです。エミリー ブラント伝説もここから始まったんですね。今では”ボーダーライン”や”オール ユー ニード イズ キル”といった作品にでてますが、まさに彼女はここからがスタートでしたね。そして、ターミナルなどに出演しそこから本作を含め様々な映画や海外ドラマに出ているスタンリー トウッチもいい味出してます。

監督はデイビッド フランケル。マーリーや素晴らしきかな、人生を手がけています。しかし、本作はファッションだったり、音楽でだったりがいいですね。一箇所を除いて・・・。

音楽でいえば、マドンナのVogueを使ったモンタージュが好きです。何かにすれ違ったと同時に洋服が変わるのも好きです。ファッションでいうならアンドレアの前半のファッションはどうかと思いますが、誰もがああいう経験があるはずです。みんながみんな最初からいいファッションを学んだわけではないはずなので 気持ちはわかります。東京に住んでいた頃にコールテンのズボンを履いたことがあってもうダサダサの嵐を受けたことがあります。まあそんな時代もありました。

とはいえ今となっては断然メリル派です。もう彼女の気持ちが手に取るようにわかります。一見、氷の女という感じですが、それはあくまでも盾です。本当は内面はデリケートなんです。涙を見せる場面もありましたね。あの辺は良かったです。

あと、アンドレアの彼氏ネイト。どんどんダメ彼になって行く様はどうなんでしょうね。アンドレアに刺激を受けて、自分も変わらなければと言った感じです。あとはクリスチャンのパーマが頂けないのと、アンドレアが後半かぶる帽子はどうなんでしょうね。あってないと思います。

まあでも結構楽しめました。

以上。
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