これは悲しい話でしたね。
何を期待して見ればいいのでわかりませんでした。私は小さい時にプロレスとか観てた世代なのでリック フレアが誰なのかくらいはわかりますが、まさかプロレスの歴史にこんな悲しい物語があったなんてて知りませんでした。主人公おのケビンに奥さんとなるパムがいなければ、他の兄弟と同じ運命を辿っていった気がする物語でした。あとこの兄弟にはもう一人クリスという子がいるんですが、今作では描かれていませんでした。後々リサーチをして知った情報です。ザック エフロンは良かったです。彼は「ハイスクール ミュージカル」のイメージが強かったんですが、別の作品でシリアルキラー役をやったりいろいろと活躍してる感じです。あとお父さん役の俳優やリリー ジェイムズ演じるパムも良かったです。
あんまりプロレスをしてるシーンがなかったわけではないんですが、後々印象にに凝るのは人間ドラマですね。この映画が終わった後に「レスラー」が観たくなりましたしなんというか「ロッキー」や「ベストキッド」のように今作は普通のセオリー通りに行くスポーツ映画ではなくてこのゴールをクリアすれば、名誉が手に入る映画ではないです。常に悲しくて人生と向き合い続けなきゃならない作品でした。とはいえプロレスシーンも手を抜いてるわけではなくていい仕上がりだったです。もう誰が悪いとかそういうわけではなくて人を厳しく育てて精神的にも肉体的にも押して押してでも押しすぎるとこうなるのかみたいなことを感じました。
非常に勉強になりました。
終わってみればいい作品でした。
