このレビューはネタバレを含みます
コミコン2023でのドクの再来日を祝って、おそらく十数年ぶりに視聴。
前回の視聴が大昔すぎて、Part1は過去、Part2は未来ってことしか覚えてなかったけど、メインはPart1と同じ日の出来事だったことに驚いた。記憶って頼りにならない…。お陰で新鮮な気持ちで観ることができて、とても楽しめたけど。
Part1が傑作すぎるからかあまり話題に上がらないPart2だけど、これはこれで驚きの連続ですごく好き。Part1の時点でこれも撮ってた?って思うほど精巧に見えるし、当時の技術でどうやったの?と今でもワクワクできるシーンが盛り沢山。
1980年代の人が思い描いていた2015年は鋭い!と思うところもあれば滑稽なところも当然あるのも面白い。本作がイマイチと言う人は、もしかしたらここがチープに見えるのかも。
私としては、製作陣の想像力と遊び心がすごく好きだし、この40年余りでの世界と常識の変化に改めて驚かされるのも良い。
それに上記の通り、メインはこの未来じゃないので、前作が好きな人にこそオススメしたい。
3部作の中で一番時系列がこんがらがってるから、大人になった今こそしっかり楽しめるのかも。
“Back to the future!”というセリフが前作よりも意味を持ってくるのもとてもアガるよ!
以下、あらすじとネタバレ
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Part 1で過去から戻って来たばかりのマーティが、未来から戻って来たばかりのドクに連れられて再び時空を超えた旅に出発する。
ドク曰く、未来でマーティはうだつの上がらない男になっており、その冴えない息子が犯罪に巻き込まれて大変なことになっているとのこと。
未来に飛んでその事態をなんとか回避するものの、2人が目を離した隙に、自身の人生に辟易していた老年のビフがデロリアンに乗り込んでしまう。
未来で発売されているスポーツ年鑑を若い自分に手渡すためにビフが選んで飛んだのは、マーティの両親が結ばれたパーティーの日。
実際、新たな世界線で、若いビフはその年鑑を使ってあらゆるギャンブルに勝ち、財を成してマーティの母を妻にしていた。そんな未来を受け入れられないマーティは、年鑑を取り戻すために、もう一度あのパーティーに戻る。