ナガノヤスユ記

壮烈第七騎兵隊のナガノヤスユ記のレビュー・感想・評価

壮烈第七騎兵隊(1941年製作の映画)
3.8
クラシックとしてはかなりの長尺に伝記物の重みあり。軍人の物語の割に戦闘シーンは驚くほどあっさりしていて、カスター将軍の型破りで憎めない人物像の描写に比重を置いている。
結構話のわかるスー族酋長や、やたらとキャラ立ちした黒人従者のオバサンなど、新鮮なキャラクターが多くて飽きない。

長期的な因縁や不和、和解など豊穣なドラマを盛り込んでいながら、センチメンタルなもたつきがなく、次々とショットが重ねられていくリズムが骨太なハリウッド古典の証。