ガブXスカイウォーカー

ダーティハリー5のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ダーティハリー5(1988年製作の映画)
4.0
シリーズ最終作
と言っても特に最終作らしい脚本ではない。
いちおう
・俺様ペースでやりたい放題のハリー
・ハリーを煙たがる上司たち
・ハリーとマンコするヒロイン
・重傷を負うハリーの相棒
・キチガイの犯人
(ええっと、他になにかあったかな?)
と、シリーズのお約束を踏襲してはいるが、ハードさは減り、アクションは派手になったため、もはやコメディ一歩手前。
ひょっとしたら、時代に迎合してスタローンの『コブラ』(1986年)、シュワルツェネッガーの『ゴリラ』(1986年)などを意識しているのか? もちろん、この2作品が『ダーティハリー』シリーズをリスペクトしていることは承知している。切磋琢磨していると言うべきか。
なんにせよ、本作は気軽に楽しめ、観た後に苦いものが残らないダーティハリーも悪くない、と思わせてくれる。
コーヒーに例えるならば、『ダーティーハリー』(1作目)はエスプレッソ、『ダーティーハリー5』はカプチーノだ。どちらも美味いぞ。



ブレイク前のリーアム・ニーソンとジム・キャリーが出演しているが、まだスターのオーラは感じられない。だが役をもらっているのだからすでに光るものはあったのかもしれない。