Ryoko

トレーニング デイのRyokoのネタバレレビュー・内容・結末

トレーニング デイ(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

悪徳麻薬捜査官のもとに配属になった若い刑事のトンデモナイ1日を描く。
今まで見た中で最も悪のデンゼル・ワシントン。
「ダーティーハリー」のハリー・キャラハンも「毒を持って毒を制す」が主義だったけど、アロンゾは毒なんてもんじゃない、猛毒!彼なりの正義があるのかと思いきや、騙されるところだった。本当にただの悪党だった。
しかし、権威で相手をひれ伏せさせたとしても実は裸の王様状態。誰も付いてきていない。そしていつかは足元すくわれるっていう皮肉も込められている。その逆も然りで女の子を助けたジェイクはそのおかげで命拾いしている。
警官として善に振れるか悪に振れるかの揺らぎ。悪に振れる選択肢を選ばざるをえないロサンゼルス市警の過酷さも感じる。デビッド・エアーの脚本というのも納得。
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