トシオ88

未知への飛行のトシオ88のレビュー・感想・評価

未知への飛行(1964年製作の映画)
4.0
骨太作品の多い職人監督シドニー・ルメットによるポリティカルフィクション。水爆を積んだアメリカ軍の爆撃機6機編隊が誤った指令に基づきモスクワ爆撃に向かう。果たして命令撤回は為されるのか、それとも…😨冒頭の闘牛士のシーンから、普段の日常、そして悪夢のような政治と軍事の世界にストーリーは突き進む。モノクロの画面に映し出されるのは、緊張感に満ちた残酷な世界。アメリカ大統領をヘンリー・フォンダが流石の好演。モスクワとのホットラインを通じての大統領の最後の決断は…😨
ラストシーンに近くなると、思わずうめき声が出て泣きたくなった😢。そこに至るまでの畳み掛けるような演出は重くて緊張感に満ちており、思わず固唾を飲んでしまう。後年コメディチックな役回りの多いウォルター・マッソーが嫌味な政治学者の役で印象的な演技を見せる。ラストのニューヨーク🗽のカットが重く心に残る🎬
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