たつなみ

アタック・ザ・ブロックのたつなみのレビュー・感想・評価

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)
2.5
エドガー・ライトの弟分、ジョー・コーニッシュが監督、脚本ということで鑑賞。
ゆる〜いB級SFアクションという印象。
もう少しコメディタッチなのかと思ったけど意外とシリアスな話だったのは残念。
ちなみにニック・フロストがマリファナの売人役で出演。
やっぱりこの人はクズな役が似合う(笑)

SF映画の王道的な展開を見せるが、しっかりと主人公の少年の成長も描いている。
その点はエドガー・ライト作品の雰囲気が漂っていると感じた。

現代のイギリスには低所得者層を親に持つ『チャヴ』と呼ばれる少年ギャングがはびこっており、2011年には彼らが中心となった『イギリス暴動』という大問題まで発生している。
(『キングスマン』のエグジーが住んでる環境ですね)
コーニッシュ自身も少年にカツアゲされた経験があるんだとか。
イギリス怖ぇ…。

ちなみにE・ライトが『アントマン』の監督を降板した後、コーニッシュが脚本を担当している。
『アントマン』が楽しい作品だっただけにハードルを上げすぎたかな…。

でも映画界のこうした人間関係から作品を追いかけていくと、また違った楽しみがあって面白い。