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卒業のSSRのレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
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夫人が有閑を持て余してあまりにも頭の悪い男に手を出したことが軽率だった。
顔の表情がバカすぎる 挙動も。緊張の演技
2メートルのプールにゴーグルつけて入るシーン、ピエロ。みんなにおだてられる。苦しいのに両親にまた沈められる。過干渉な現状。
行き場のない焦燥感。「なにか」に追い立てられる。強迫性観念。
夫人の上手(うわて)さ、上手さに夢中になってしまうのはベンもエレーンも同じ。恋愛関係はこうして循環していく
童貞捨てたあとのプールシーンの馬鹿馬鹿しさ。トースト然りユーモアセンスのあるカットがキマりすぎてる
タバコ吸ってみたりとわかりやすく擦れてウケる。あんなに怖がってたのにね
頭の悪い男はすぐ調子に乗る。夫人もお互いに都合よく楽しんでいたのに傷つけあった。不毛。
主人公はとにかくバカすぎるししょうもないし不条理な男。最高
エレーンの叫ぶ前の惚けた魅入られた顔が怖い。父母と婚約者の怒り顔の醜さは彼女にしか見えてない。
成り行きで決まった、親に決められた将来有望なイケメンとの結婚より自分で選んだイケてないクソガキの方が魅力的に見えちゃうかわいいエレーン。
父からもらったアルファロメオは燃料が切れて、乗り捨てて、イエローバスで2人で逃げる。やっと相応。
きっと辛い未来が待ってるだろうな。でも自分たちで選択した未来だから頑張って生き延びてほしい

卒業。分離と窒息について

ダスティンホフマン演技上手い
ロビンソン家のバーカウンターがおしゃれすぎる。60年代アメリカの美的センスはたまに美しい
ピントの合わせ、追いかけるカットどれをとってもよくできている
最初のクレジットがはいるシーンのカット(主人公がLAXで移動するところ)から名作の予感が来た。期待通り楽しめて嬉しい。
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