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恋におちてのSSRのネタバレレビュー・内容・結末

恋におちて(1984年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

電車内でしか実らない恋

海景から始まるクリスマスの映画ってはじめてみたから冒頭はて?となってたけど海は重要じゃなくてポイントは電車だった。
電車といえば、シャレードみたいなカットと音楽の入りがあってドキッとしたけど人が死ななくて安心した(笑)

配偶者以外に気の合う異性ができた時恋愛せずにいられるかしら?家庭に対する責任感などの社会的規範と理性の勝負によるだろう。往々にして精神の衝動が勝つけれど…。
「愛なんて今どきどこにある?」とデニーロ妻が言う時の皮肉ったらない。その後の彼女も気合入ってて好きだった。見習いたい。

私も車内で出会った人と食事したことがあるけど映画のようには進展しなかったな。この映画既に見てたら違ったかも?いや、この映画観てたらむしろ進展しないか。

(ギリミレニアル世代漏れの私には)やっぱ80’sメロドラマってカッコ悪いな〜って思った。美術や撮影、編集でもなくこればっかりはどう考えても音楽の仕業なんだよな(演技は一役買ってるが)良いシーンで時代〜な音楽かかることに中盤以降は諦観の笑みであった。。。
キャラクターもぐずぐずぐずぐずしてて趣味じゃなかった。それは脚本のせいだから、そこも私に向いてなかったんだろう…

男女の心理描写をみるにはそんなに丁寧に描かれないし60’sメロドラマ(好き)のようにロマンティックに振り切ってるわけでもないから中途半端な印象。


総括して安っぽい映画だな〜と感じた。
精神の衝動を押し通しても許される魅力のある人物になろうと思った。
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