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THE BATMAN-ザ・バットマンーのSSRのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

階級社会のはなし


バットマンはキャラクター性がモチーフとして秀逸であまりにも魅力的すぎるからさまざまな時代で色々な監督が扱いたくなる気持ちがわかる。
いろいろな監督によって解釈・展開され映画として歴史、文化の記録をしてくれるので有難い限り。
だからこそバットマンの系譜を意識させられるのでファン以外を排除しそうになるところが危ういけどダークナイトシリーズもジョーカーも今作も映画として魅力があったから良かった。

この映画だけのはなしでいうとキャットウーマンとのロマンスがなかったらもうすこしコンパクトにまとまったんじゃね?というのと、ロバートパティンソンのバットマンは外貌的にも優男で(世代的にクリスチャンベイルのマッチョなバットマンが原体験としてあるので…)不安になる(笑)音楽はアヴェマリアの編曲が好印象だったけどニルヴァーナは巨人すぎるからかどうしても意識させられるのが邪魔に感じた。ただ単に自分がロックファンではないから冷めてるのかもしれないけど。
たまにある最近珍しい違和感のあるカットはおそらく過去作品の踏襲だろうけどわからず歯痒かった。
ほかにも視覚として強烈なカットがたまにあったので興奮したけど誰でもすげー!かっけー!ってなるのはダークナイトシリーズかジョーカーの方かな。
でもバットマンの系譜をつなぐ作品として成功してると思う!楽しめた!

バットマンの独善的な正義は育ちによるものだけどその育ちに葛藤していて謙虚だから好き。上品。利己的に他人を傷つけるひとを成敗してくれるバットマンみたいな思慮深いヒーローが現実にいてくれればいいなー。せめてバットマンに退治される悪人にならないように努めていきます!!!
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