一

縞の背広の親分衆の一のレビュー・感想・評価

縞の背広の親分衆(1961年製作の映画)
-
森繁が勤める象屋デパートのコマーシャルソングだとか、フランキーにしごかれるチンピラ3人が着る花札プリントのランニングだとか、ところどころの小ネタは結構冴えてるけど、話が散漫すぎてタハハと笑いながら上の空。ドタバタするなら『貸間あり』とか『箱根山』くらい突き抜けてほしい。が、このやりっ放しな脱力感もなんかチャーミングで許せちゃうんだな。鶴田浩二を骨抜きにしたような森繁のキャラもイイ。
一