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ブロークバック・マウンテンのおんのレビュー・感想・評価

4.8
ブロークバックマウンテン

1963年夏、ブロークバックマウンテンの山中で、季節労働者として牧場手伝いのイニスと、ロデオカウボーイのジャックが雇われる。
過酷な労働生活を送る中、次第に二人は惹かれ合うが、二人の時間は一夏しかなく、これが終わるとイニスは婚約者アルマとの結婚を控えていた。


200本目のレビューは、オールタイムベストテンにも挙げたい、ヒースレジャー×ジェイクジレンホールの大名作ラブストーリーで。

・感想
シンプルに泣ける。
LGBT映画とかいうジャンルを飛び越えて、障害を超えた二人の純粋なラブストーリーとして、主演二人の圧倒的な演技力と製作陣の場面構成でグイグイ引き込まれて、何度見ても泣ける名作。

・印象に残った点
@ヒースレジャー
ダークナイトのジョーカー役の印象も強い彼ですが、本当に名優だなと改めて感じる。
もはや演技がうまいとかではなくて、イニスという実在の人間として違和感がないレベルの名演でした。

イニスはあまり感情を口にしないタイプだけど、彼の言葉や動作だけならず、目線や呼吸からのレベルでも、どれだけジャックを愛しているかが伝わってきて、二人の最後の邂逅のシーンだったり、たまに感情を爆発させるようなシーンでは引き込まれる。

@ジェイクジレンホール
お相手のこちらも、もちろん挙げておかなければならない。
この映画を繰り返し見るたびに序盤の二人の目線、呼吸が、お互いをどう意識しているかの見方が変わってくる。
序盤のイニスがやっと口を開いてくれて、それに対してジャックが大喜びするシーンはその典型。
最終盤の自分の両親に対して、ジャックがどういう話をしていたかが分かるシーンも本当に泣ける。


ラブストーリーの傑作。LGBTジャンルが苦手じゃなければ是非見てください。

今後ともレビューではないただの感想ですが、自分の好きな映画を観て投稿していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
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