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この広い空のどこかにのhummingbirdのレビュー・感想・評価

この広い空のどこかに(1954年製作の映画)
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最初のギスギスした雰囲気から、こんなところに着地するとは予想してなくて、ホッとして泣いてしまった。

戦争の影響や嫁の苦労など、当時の世相が反映されてるけど、家庭内での女性の姿や苦労する人の姿は、今でも共感を呼ぶと思う。

夫の家族と暮らす奥さん、お嫁さんと暮らすお母さん、婚期を逃しつつある娘、みんなが幸せになる方法はないものか。そういう、私の信じたい理想がこの作品にはあった。

普通の商店が舞台なのに、美術が徹底的に作り込まれていて、重厚さすら感じた。お化け煙突などロケも多い。

「松竹映画100周年記念特集 ホームドラマの系譜」
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