竜平

69 sixty nineの竜平のレビュー・感想・評価

69 sixty nine(2004年製作の映画)
3.8
1969年の長崎、佐世保市を舞台に高校生が繰り広げる青春コメディ。
時代背景のことはあまり知らない。ベトナム戦争や学生運動など、きっとそこらへんのことをよく知ってたらまた更におもしろくなるのかも。描かれるのは本当に馬鹿馬鹿しく、時に下品な話の数々。でもこれって若い頃の、更には男の子特有の青春模様なんじゃないかと。好きな子の気を引くために目立とうとしたり、目的に向かって衝動で突っ走ったり。むっつりスケベ、いや童貞の世界、というべきか。妻夫木聡と安藤政信を筆頭に、とにかく生き生きとしてる登場人物たち。この頃の加瀬亮や桐谷健太などのチョイ役ぶりも楽しい。今ではもう恐らく見ることのできない星野源のとある雄姿も見もの。
細かいことは置いといたとしても、テンポのいいストーリー展開と軽快な音楽で楽しめちゃう。息抜きにぴったりな映画。女の子と一緒に見るとちょっと気まずいかもね。改めて見て思い出したけど、オープニングが完全に『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。
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