大金をかけて製作し、ラジー賞を総ナメにしたSF映画の超珍作。
宇宙人に侵略されて原始人的な生活を送っていた地球人達の反乱を描くといえば聞えがいいが、もうトラボルタ扮する宇宙人隊長がアホ過ぎるしセコすぎる。
フォレスト・ウィテカーが演じるその側近もしょーもない。
出世の道を絶たれて飲んだくれるサラリーマン風なトラボルタ。彼や側近の行動はもう本当に意味不明。
果てには発掘した金塊を横領しようとするわ、その過程で地球人に有利なものを与えちゃうわ、子供をいい大学に行かせたいんだ！と叫んじゃうわ、こんな奴等に侵略されちゃった地球がホントに不憫でならない。
あと鼻から延びてるチューブもダサい。
ハリウッドセレブの間にはびこるサイエントロジー絡みの映画なのでまともに観ちゃいけないんだけど、公開当時はそんなこと露知らず。
映画館で途中まで真面目に観てた俺の気持ち返せ！と言いたくなる迷作でした。
でもあまりのクソっぷりに、たまにCSとかでやってると観てしまう自分が悲しい。
ちなみに主人公はプライベートライアンのクリスチャンスナイパー役でブレイクしたバリー・ペッパー。
ブレイク後にこんな映画の主演やっちゃったもんで、その後は泣かず飛ばず。
作品選びって大事ですね！
コメディ映画として、ネタとして観るなら最高の映画なので興味のある方は是非。
