なんと、富士急ハイランドの世界最長のお化け屋敷としてギネスにも載った「戦慄迷宮」(現在は形をかえてます)を原案としたJホラー。
原案・・・というか、後半の舞台がそのまま戦慄迷宮。
そうとう予算はなさそうだけど、それなりのキャストが集まってます。
監督が清水崇ってことで、とりあえずビジュアル的なショックは、ちゃんとしている模様。とはいっても、半分笑っちゃうようなものなんですが。
あまり怖くはないけれど、一応お話の筋は通っているし、眠くない時に観れば何とか最後まで観られる感じ。
死んでしまった前田愛が、いつの間にかマネキンの様になっていて、首とかとれちゃうところは個人的にちょっと気に入りました。
超能力者が若者をマネキンに変えてしまう超絶ホラー「デビルスゾーン」を少しだけ彷彿させますね。
あと、ぬいぐるみの中から出てきて襲う場面も、なかなか凝っていて良かったかな。襲われた妹の死に方も、地味だけど、まるで冷たい人形のようになってしまうのがギョっとさせますね。オルゴールの音色が切ないです。
本来は3Dで観る前提の映画ですが、huluの配信で視聴したので2Dでした。
立体感を重視したと思われるカットが(やや露骨に)散見されたので、出来れば3Dで見直したいところですが、この映画はデジタル3D初期の頃のものなので、3Dブルーレイが発売されていません。
なので赤青メガネで観なければならないので、さすがに購入する気にもなれませんね。