「ノルウェイの森」を撮ったトラン・アン・ユン監督の作品です。
キリスト教に明るく芸術性を理解できる人には面白いと思います。
つまりキリスト教になじみが薄く芸術が疎い人、ぼくには伝わりにくい内容でした。
ところどころ象徴的に見せる十字架や探偵役ジョジュの過去の回想と罪悪感に苦しむシーンなど、理解しにくいシーンが多いのが、この映画を難しく感じさせるのかもしれません。
この映画で印象的だったのは2点。
一つ目。
冷徹役のイ・ビョンホンが筋骨隆々の体を血まみれにしながら、ミスした部下をハンマーで殴り続ける暴力シーンを美しいと思ってしまったこと。
二つ目。
TVドラマの「キムタク」と全く違う、世界に挑戦するTAKUYA KIMURAの演技を見ることができたこと。
後者のためだけにこの映画を見る価値はあると思います。