ザ・フーに思い入れがないので120%全力でくだらなさが爆走する映画です。
!!!!しかし、映画終盤得体の知れない高揚感・プチ幸福感が押し寄せてきました!!!
マリリン・モンローのスカートの中を仰ぐエリック・クラプトンや足のでかいエルトン・ジョンを始めとする悪ノリ、悪フザケを素直に受け入れ、切れ目ないロックを浴びているうちにロジャー・ダルトリーのようにジーンズに上半身裸で細かいこと忘れて走り出したい気分になります。
心のトラウマで耳がきこえない、目がみえない、口がきけないの三重苦のトミーがピンボールで成功して皆を導いていく。
そのようなストーリーがあるが出てくる脇役の怪演を楽しむ映画。
フーの音楽を知らずとも画面が自己主張しすぎるので退屈させません。
ジャイアンの実写化・オリヴァー・リードの猛々しい下衆さとアン=マーグレットのおばはんのエロスはさすがの一言。