emily

図鑑に載ってない虫のemilyのレビュー・感想・評価

図鑑に載ってない虫(2007年製作の映画)
3.9
“死にモドキ”という虫がいるらしい。それをゆっくり殺すと赤い液体が出てきて、それを飲むと仮死体験ができるらしい。一人のルポライターがそれをルポするために友達のエンドウと共に、旅に出る。そこでSM譲でリストカッターのサエコや、おなじみのメンバー扮する目玉のおっちゃんや、その子分のチョロなどと出会いながら奮闘するハチャメチャロードムービー長。

相変わらずセンスの良いコメディー要素満載で、今回はキャラがとにかく濃いですね。そうして小ネタが結構おふざけが過ぎた感があって、チープなおもちゃ感がまたハチャメチャにマッチしている。それでいてストーリーはしっかりしてるし、メッセージ性もある。

はまる人にははまるし、はまらない人にはくだらない映画で終わってしまう。でも最後まで見ると、人生も悪くないなって。
くだらないことに夢中になれるって、本当幸せだなって思える。

死んだ後の世界をみた主人公の言葉は説得力ある。何も考えずにただ映画に身を任せてみてみると、悩んでた自分も馬鹿らしくなってくる
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