環境破壊に人生を狂わされた若者たちが石油パイプラインの破壊を計画。そこに至るまでをそれぞれのアウトラインも描きながら、スタイリッシュな切り替えでテンポよく見せていく。
本作は計画から実行までスマートに見せ、抜群のタイミングでそれぞれの背景を挿入してくる、最初から最後まで飽きずに目まくるしくシーンチェンジしていく見ごたえのある
作品に仕上がっている。
ただ破壊するだけでなく、しっかりその責任を担うものも配置されており、そこからどうしたいのかしっかりビジョンがあるのも良かった。
誰かが行動しなければ変わらない。しかしただ感情的に行動するだけではダメだ。多くを語りすぎず、それでいて確かなメッセージを残し、クールで爽快感のある仕上がりになっている。
