ヤマダタケシ

ザ・ブルード/怒りのメタファーのヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

2021年5月 新文芸坐で

・途中でちょっと寝てしまった。
・怒りによって生まれた凶暴な子供たちが、それぞれ違う色の防寒着を着ているのが可愛かった。
・その存在の他者性を強調することがある種のホラーモンスターの鉄則だと思うが、それが女性に対して行われる場合のミソジニーに対して、個人的に敏感になっている部分がある。特にその対象が女性の場合、妊娠、出産、その精神状態に関するものがグロテスクに描かれることが多く、そこに対する拒否感がある。もしかするとこれはそもそもホラーというジャンルに対する違和感にもなると思うのだが、ある程度それをホラーとして描く、つまり他者として描いていることに自覚的な作品でないとしんどい気もしてきた。