ザ・ブルード/怒りのメタファーの作品情報・感想・評価

「ザ・ブルード/怒りのメタファー」に投稿された感想・評価

カルトの帝王!デビッドクローネンバーグの隠れた名作。クローネンバーグはこうでなきゃ
NEKO

NEKOの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

キャンディスの無表情がこの不気味な作風にあっているし、さらに雰囲気がでて◎

ストーリーは邦題のせいで途中から予想がついてしまうのが残念。

それでもノーラが歯でふくろを破り赤子を取り出すシーンはゾッとする。
別冊映画秘宝「鬱な映画」の表紙を飾る一本。クローネンバーグがヴィデオドローム(1982)スキャナーズ(1981)の前に撮った作品で「もっとも個人的で自伝的な作品」と自ら語っている。タイトルの「ブルード」は「ひな」の意味。原題は「Shape of rage(怒りの形)」。日常を舞台に脚本もわかりやすく作られている良作。クローネンバーグ映画の原型と言える。後の作品のような過激さを求めてしまうと物足りない思う。
Yany

Yanyの感想・評価

3.4
思ってたより結構怖かった

後半非常に引き込まれるけど、若干前半がスロースタートだった印象。だからこそ油断していたんですよね…あー怖かった

最初の殺人シーン、だいぶサイコの有名なシャワーシーンと重なりません?

2021.31
『怒りのメタファー』って邦題(サブタイトル?)がネタバレ感あるわね

クローネンバーグの『デッドゾーン』も前みたんだけど、能力者の話とかクリーチャーとか出てくるけど、そこに、彼らの悲哀が存分に詰め込まれてるかんじ
ギレルモ・デル・トロもこういうとこから影響受けてんのかなあ

登場人物、病的な人とかすごい執着の強い人とか多くて、誰にでもダークサイドに落ちてしまう可能性はあるみたいな危うさがあり
そういう部分も不気味さを増強させていた
苦手なやつだった。
うっかり子供の時みてたらトラウマになる級の。
サマンサ・エッガーのバサーッていうとこのビジュアルはまあ知ってたし、ストーリーも大体は知っていた。
しかし実際を観るとなかなかに強烈。


非常に面白いなと思ったのは、元々は母親に虐待されて心に傷を負ったサマンサ・エッガーも気の毒な人のはずなんだけど、一向に同情の沸かない描かれ方をしているところ。
精神を病んでいる人というよりも、とにかく自分勝手で歯止めの効かないモンスターというか。
そしてそれを「母」と絡めて描いているのもまた凄い。その「母」が「子供たち
」に、むしろ母性を強く感じさせる担任の先生を襲わせるのだし。


クローネンバーグが離婚協議中に作られた作品だと聞いたことがあるが、よっぽど奥さんに思うところががあったのだろうなあ(笑)



最初の殺人はともかく、その犯人が分かるまでの展開はホラーというよりはメロドラマに近い感じ。
しかし奇形児と思われたその犯人が、ヘソが無い=人間として生育していない、というのが分かった辺りからホラーとなる。


肩甲骨の間のコブが栄養源になってるとか、人間じゃないものを冷静に解説するお医者が笑えるし、そういう成り行きが不思議なリアリティを持っているところが「ラビッド」やら「スキャナーズ」にも通じるところがある。


それらと比べると、怪しい手術やら変なおクスリが出てこないだけ科学っぽさは少ない気もするが、しかしオリバー・リードのお医者の施設は周りから孤立して寒々しい。そしてそういやどれも明るさのない曇天模様だ。


今見ると特殊メイクのメイク感が強くて懐かしみがあるのだが、それがむしろ生々しさに拍車をかけてプラスに働く。落としたらボトッと重みが感じられるような。
今回が初見なのだが、初見がスクリーンだったのは幸せなこと。
前知識全く無しで臨んだけど、こんなに嫌な映画久しぶりに観ました。大満足です。ホラーとしてもサスペンス、スリラーとしても良くできてました。邦題も良いと思います。
D・クローネンバーグ監督の初期作品だが、その異様性と面白さにビックリの怪作。演出のパワーで引っ張られ、何が起こっているのかずっとわからないのに面白い。やはりクローネンバーグは力ある曲者。H・ショアの神経掻きむしるスコアが効果的。
カル金

カル金の感想・評価

3.9
なんかすごい漠然とした物語なんだけど
一生懸命やってる感じがして
自然と見てられた。つまりだ、面白かった

この手の、決して洗練されてるとは言えないけど時代の匂いというか物作りの匂いが好きだし、今の時代には無さそうでそれもまた良き。
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