龍馬

ザ・ブルード/怒りのメタファーの龍馬のレビュー・感想・評価

3.8
初期のクローネンバーグの作品は低予算だけど、ホント面白い。
CGもない1979年の作品。

科学実験の結果、人体の変貌や異形の物を生みだすというクローネンバーグの“恐怖の原点"が本作です。

今やカルト映画の名作である1977年の「ドクターモローの島」と1976年の「ザ・チャイルド」をMIXさせたような作品。

通常なら、ただのB級映画でかたずけられても不思議ではない作品ではあるが、名優オリバーリードを主演に置き、ストーリーも面白い。最後なんかは、結構グロテスクで上手く盛り上げている。

この辺りの演出が巧みなところが、根強いファンが多いところなんでしょう。

このあと、1981年「スキャナーズ 」1983年「ヴィデオドローム 」を経て1986年「ザ・フライ 」と快進撃を続けていく。
龍馬

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