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大いなる驀進のmitakosamaのレビュー・感想・評価

大いなる驀進(1960年製作の映画)
3.2
スカパーより。寝台列車「さくら」を舞台にした国鉄職員の物語。
車掌に三國連太郎。
列車給仕に中村嘉葎雄。給仕の恋人に佐久間良子。

給仕の仕事が薄給なので辞めようと考えていたが、恋人は反対し列車に乗る。列車内でおこる様々な事態に対処して行くうちに給仕の仕事の素晴らしさを再発見し、結婚と仕事を両立させる決意を抱くまでの物語。

しかし当時の国鉄の全面協力で作られたとの事だが、社員の給料問題に関する描写は良かったのかね???

列車に乗る乗客のメンツがなかなか濃い。母危篤で家路を急ぐ娘や、血清を運ぶ看護婦はまだいい。各駅毎に祝福を受ける国会議員とそのゴマスリ秘書・議員から懐中時計を盗むスリ・更にはヤクザと彼を狙う殺し屋・駆け落ちのカップル・自殺志願の男、等々。

如何にも悪役然としたヤクザの乗車に「こいつが後半に暴れて列車内が大ピンチになるんだろうなぁ」と新幹線大爆発のようなスリル&サスペンスを味わえるのかと思ったら、意外とあっさりカタが付いた。

昔の夜行列車や汽車、名古屋・大阪・博多駅の当時の様子など見所満載だが、個人的には食堂車のウェイトレスの衣装の可愛さに超萌えだ。
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