大いなる驀進の作品情報・感想・評価・動画配信

「大いなる驀進」に投稿された感想・評価

タイトルに大いなるを冠した関川秀雄監督作品の2作目だが繋がりはない。汽車が舞台だった1作目とは変わりグンと現代風な作りとなり、舞台は寝台列車さくら。その車内で繰り広げられる密室群像劇。三國連太郎から中村嘉葎雄に主役も変わるが主なキャストはほぼ変更なし。喜劇列車シリーズでも思ったが列車と佐久間良子って結構いい。一夜の出来事でこんなにもドタバタがあるのもまた旅の醍醐味と言えるのかな。男を見せられて良かった良かった。
映画の中、疾走する列車に胸躍るのは当たり前の事。
何しろ映画の歴史はリュミエールの『列車の到着』から始まったのだから

関川秀雄『大いなる驀進』

グランドホテルスタイルになれば画面の力が弱くなるのも無理ありませんが、この(列車)だけで寛容的になれるのです、
くずみ

くずみの感想・評価

3.5
国鉄全面協力。様々な事情を乗せて列車は驀進する。安全運行にかける国鉄職員がアツい。給料は安いけど、やりがいのある職場です。
三國連太郎も中村賀津雄(公私混同がすぎる)も、制服がよく似合う。車内という限られた空間で、多くの人の表情を捉える構図が職人技。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.2
スカパーより。寝台列車「さくら」を舞台にした国鉄職員の物語。
車掌に三國連太郎。
列車給仕に中村嘉葎雄。給仕の恋人に佐久間良子。

給仕の仕事が薄給なので辞めようと考えていたが、恋人は反対し列車に乗る。列車内でおこる様々な事態に対処して行くうちに給仕の仕事の素晴らしさを再発見し、結婚と仕事を両立させる決意を抱くまでの物語。

しかし当時の国鉄の全面協力で作られたとの事だが、社員の給料問題に関する描写は良かったのかね???

列車に乗る乗客のメンツがなかなか濃い。母危篤で家路を急ぐ娘や、血清を運ぶ看護婦はまだいい。各駅毎に祝福を受ける国会議員とそのゴマスリ秘書・議員から懐中時計を盗むスリ・更にはヤクザと彼を狙う殺し屋・駆け落ちのカップル・自殺志願の男、等々。

如何にも悪役然としたヤクザの乗車に「こいつが後半に暴れて列車内が大ピンチになるんだろうなぁ」と新幹線大爆発のようなスリル&サスペンスを味わえるのかと思ったら、意外とあっさりカタが付いた。

昔の夜行列車や汽車、名古屋・大阪・博多駅の当時の様子など見所満載だが、個人的には食堂車のウェイトレスの衣装の可愛さに超萌えだ。
東京から長崎に向かう寝台特急『さくら』の車内で様々な出来事が起きるが、今の常識だとツッコミどころ満載。

台風で土砂崩れが起きて、乗務員と女性の乗客まで手伝って、びしょ濡れ泥んこになって土砂を除去したのに、汽車が38分しか遅れないのは驚異的。
佐久間良子が中村嘉葎雄の職場でつきまとうのも、現代ではアウトだと思う。

ブルートレインを蒸気機関車が牽引して走るカラー映像を見られるのは良かった。
良質クラシック!表情で魅せる。恋のライバルがなんやかんやで認め合って握手ニッコリ(もちろん片一方は涙をのんで)っての好き。あと出発が始まり到着が終わりって物語も好き、単純に好き。みんないいけどセリフ最小限で最大限に活躍する花澤徳衛完璧です。
東京発長崎行きの特急さくらの中で起きる様々な人間模様ドラマ

なんとなく「特急にっぽん」と似てるかも、その東映版みたいな
昨日の「大いなる旅路」のついでの鑑賞です
タイトル似てるし、同じ鉄道もので、同じ監督で、出演者も三國連太郎や中村賀津雄、小宮光江なんかが共通してるんですが、内容は全く繋がりがあるわけではないって作品

特急にっぽんもだけど、その後の列車、旅行シリーズにも見られる描写が多いです
ああ、いつもの列車あるあるの映画ねってなっちゃうんだけど、その中では一番先んじてるって点がもしかして凄いのかも
意外にもカラー作品だったのも見やすくて良かったと思う

出演者は
三國連太郎はトメだけどたぶん主演、専務車掌役
物語のメインとなるのは客室乗務員中村賀津雄と佐久間良子カップルの恋模様
食堂車のウエイトレスの中原ひとみは賀津雄ちゃんラブで、佐久間良子をライバル視
乗客では
講演に向かう大物政治家(上田吉次郎)とそのお付き、血清を届ける使命を受けている久保菜穂子、危篤の母の元に駆けつけようとする少女、スリの名人花沢徳栄、経営難から自殺未遂を起こす小川虎之助、それを救う医師小沢栄太郎、ワケありそうな柄の悪い黒メガネ、その命を狙うヒットマン(曽根晴美)、その他駆け落ちカップルとか新婚カップル、どっかの駅長明石潮とか、鉄道の公安で八名信夫とかがひっきりなし、途中乗車や途中下車を含めて多くのキャラクターが出てきます

印象に残ったのは
台風による土砂崩れで線路が通れなくて立ち往生するんだけど
それを乗務員一同はもとより、お客の久保菜穂子や佐久間良子なんかも泥まみれ風雨でビッチョビチョになりながら素手で岩や土砂を脇にどかすの、みんなの心が一つになる感動のシーンでもあるけど
その時間がなんと30分ちょっと!凄くない?
あの規模は30分でどうにか出来ないでしょ!どかしたからって、はい通りますよなのもまた凄いし
ありえないと言えば途中の停車駅で曽根晴美と黒メガネがナイフと拳銃でバトルするんだけど、降りてすぐ列車のすぐ脇で始めるんだけどそれも大した騒ぎにならず、何もなかったように運行を続けるのも凄いわー

映画、フィクションなのもあるんだろうけど、たぶん最優先事項が列車の運行を遅らせないことって感じかも
今みたいに何かとすぐ止まるのもどうなのかと思わなくもないけど、やっぱ安全が第一よね
台風で前も見えない中突っ走ったり、列車内にナイフや拳銃持ってる輩はいるし、バトル始めるし、、、ある意味大らかだなーって

まとめ!
つまらなくはないと思う、けど何か弱い
こういう系にしてはコメディ要素が少ない点が残念かも、終始淡々としてた印象
やっぱ中村賀津雄がメインじゃ弱い、魅力が足りない
佐久間良子と中原ひとみもいまいち活きてない、台風でビッチョビチョになる姿は良かったけどね
mingo

mingoの感想・評価

4.1
タイトルの良さだけで飯3杯いける。こちらも三國蓮太郎主演「大いなる旅路」とセットで鉄オタなら必見映画。寝台特急いますぐ乗りたくなるくらいには時代の記録を閉じ込めた鉄道映画の傑作。
また今の物価水準と比較するとより楽しめる。今はスマホさえあればレビューも書けちゃうけど、電報が120円という高さで当時の通信手段の貧弱さが窺える。何も起こらないっちゃたしかにそうなんだけど静岡名古屋大阪岡山徳山博多長崎と順番に当時の駅並みを観れるだけで眼福モノ。半端ない。「白い崖」での好演も光る2番目いや3番目が似合う(失礼)中原ひとみはここでも食堂のお姉さん役、適任すぎて絶句。佐久間良子はまぁ綺麗だけど久保菜穂子の聖母たるオーラを纏った佇まいに向かいの席で一緒に列車旅したくなる。鉄道に普通を詰め込んだ傑作!これが日本の列車だ
一

一の感想・評価

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東京から長崎へ向かう寝台列車。新婚夫婦、政治家、殺人犯、スリ、自殺志願者、いろいろ揃って大変。この時代の列車のディティールが楽しい。台風直撃土砂崩れで通れなくなった線路を手作業で開通させるマンパワーにも愕然。中村嘉葎雄の彼女佐久間良子も乗客の看護婦も食堂車の給仕もびしょ濡れになって活躍。それまで関わりのなかった看護婦と給仕がさりげなく互いに手を取り電車を降りるのがなんかよかった。スリコンテスト優勝者の花澤徳衛が粋。
WINSRIVER

WINSRIVERの感想・評価

3.3
いちいちびしょ濡れになるのが良い。サスペンスを期待してたけど、何も起こらなかった。
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